志望理由書・書き方の具体例
大学入試に限らず専門学校進学、就職試験では『志望動機』という名称で求められるその大学、学校、会社を『志望』した『理由』『動機』を求められます。その書き方を見ていきましょう。
志望理由書のページ
身も蓋もない話をすると、志望理由書の書き方なんぞ、塾や予備校、はたまた受験サイトなどで教えられるようなシロモノではありません。それらで教えられるのはただの「書類の書き方」であって、そんなものはどうでもよく、志望理由書で問われるのは中身だからです。その志望理由書の中身とは、塾、予備校、受験サイト等で指導できる「知育」等ではなく、机に向かって教科書で学習するような教科学習以外の「徳育」で育てられた「人間性」のことだからです。
総合型選抜のエントリーシートの質問項目なんか見れば分るでしょ(笑)?
もちろん、業者は金儲けが目的ですから、嘘八百を書くように指導するのでしょうが、大学教授に限らず、普通の大人なら、17~18歳の若者の嘘なんぞ、残念ながらすぐに見抜くでしょう。
現在、2020年の教育改革以後、教育改革が進行しています。2020年以降、大学入試の「推薦入試やAO入試が廃止され、全ての大学入試がAO入試(みたい)になったのです。「知育」の分野は、2回のマークシート試験でチェックし、それ以外の試験で測れない部分を大学個別試験で見て行きます。そんな改革へのさきがけが推薦入試やAO入試でした。
志望理由書やエントリーシートで求められる「徳育」なんて、学校生活全般を通じて育まれるものですから、塾や予備校、受験サイトが華々しく「推薦型選抜(旧推薦入試)」やら「総合型選抜(旧AO入試)」の指導結果を宣伝していてもその結果に意味はありません。この種の受験では、ほぼほぼ受験生個人の実力だからです。
よって、私もここでは「志望理由書という名前の書類」の書き方を中心にアップし、内容的なものは『ヒント集』で公開しています。
志望理由書の準備
まず、いきなりですが、志望理由書を書くための準備をしましょう。
別に志望理由書を書くための決まりはありません。けど、この準備だけは必ず実施してください。
というのも、志望理由書に限らず、文章を書くときに一番難しいのは、そこで使う日本語ではなく、文章の中身だからです。これは、作文・小論文でも経験していますよね?日本人だから日本語は書けるけど、何を書いたらいいかわからない。つまり、中身が難しいのです。
志望理由書も同じです。
行きたい大学・専門学校はあっても、実際にその志望理由を書こうとしても何を書いたらいいのか分からない。それは、書く中身がまとまっていない、または、わからないからにすぎません。そこでまずは自分が志望する学問・専門、自分が志望する大学・専門学校について詳しく研究するようにして下さい。
では、どうやって準備するのでしょうか?
まず、志望する学問・専門について勉強するため、可能であるなら、その道の先輩から話を聞いてみましょう。もちろん、パイロットになりたい!と思ったところで現職のパイロットの話を聞けるなんてチャンスはそうそうありませんが、直接、先輩の話が聞けなければその手の本を読むことをお勧めします。とにかく情報を集めることです。
熱く、幼稚園の先生になりたい夢を志望理由書に書いた学生が、その後の面接試験で「幼稚園と保育園の違いを答えてください。」なんて質問されて、慌てふためいてたら合格などおぼつかないでしょう。
以下のような本を参考に勉強してみてください。意外な発見があったり、知らなかったことに気づいたり、非常にメリットがあります。
志望理由書の情報収集
次に、志望する大学・専門学校の資料(情報)を集めましょう!
インターネット等のコメントも貴重なコメントですが、それ以前に、まずはパンフレット、出願書類等、志望校の資料を入手して下さい。
最も確実な方法としては、オープンキャンパスに参加すれば一番良いですが、もし場所的に、時間的に厳しければ、以下のようなサイトでも入手可能です。
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ぜひ資料(情報)をゲットして下さい。
そして、ぜひ複数の大学・専門学校の資料をゲットしてください。
というのも、志望理由書を書く際に最も注目される「なぜ(たくさんある中から)ウチの大学(専門学校)を選んだか」といった、その志望校ならではの志望理由を考える際、同様の分野の他の大学・専門学校と比べるのが最も良いからです。他と比較することで自分が志望する大学・専門学校の良さ(あるいは、弱点)が見えてきて、書きやすくなるからです。
お金がかからない資料請求なら、ぜひいろいろな志望校の資料をゲットして下さい!
そう。
料理をつくりたくても食材がなければ作れません!
味の良し悪しは、比較してみれば一目瞭然です!
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